ありがたいことにご招待をいただいたので,参加して参りました.富良野旭川界隈の人たちもちょこちょこいるっぽいということもわかったので,保護者ポジションも兼ねてと思ったのですが,枯果てたアンティーク平成生まれがギュンギュン動き回ることもできず,座り心地のいい椅子に座り続けていました.
たぶん自分を一番かまってくれたのは,御年1歳になられる最年少参加者だったのではないでしょうか.堂々たる佇まいと愛嬌を兼ね備えた大物ですね.ご両親の力を血筋を感じました.
さて,うちの界隈の人たちにこんなことを Tweet してしまったので,自分もブログにきちんとしたことを書こうと思って,お宿で書きました.
#local_Do よかったことをブログにまとめて公開してください!!!!!!https://t.co/Hz9MpXKV8L
— 魅力あふれるtomio (@tomio2480) January 12, 2019
お宿のおしゃれ度合いも高くて,自分みたいな陰キャは粉になりそうですが,雰囲気だけ出して居座っています.
今日の記事は,LOCAL感謝賞を受賞されたみなさまのお話や会場の空気から思ったことを,ちゃんとまとめておければいいな,という方針で筆を進めます.
続ける
相当たくさんの方から「続ける」という単語が出てきました.自分も続けることって大事だなぁとは思うのですが,単に同じことを続けているだけではないということも肝に銘じておきたいものです.常に新しいことを取り入れたり,あるいは続けられなくなる要因を廃止したり,同じことを同じようにやっているだけでは長く続かないということが大事な要素なのかなと,皆様のお話を聞いていて感じた次第です.
これは前にも書いた通りですが,続けることが目標になってしまっては続かないというもどかしさがあります.続けようと思って続けるよりも,常に新しい課題に挑戦していくと自ずと続いていくということではないでしょうか.
よく言われる「100m走で勝つなら120m全力で走れ」みたいな,達成したいことの先にあるものに向かって頑張っているときに,気づけば元々達成しようと思っていたことさえ通り過ぎて,もっと大きなことを成し遂げられるという話です.
続けることが目標になってしまうと,せいぜい始めることを達成するくらいで終わってしまいそうな気がします.だから「続ける」というより「続いていた」という表現が一番それらしく,すごいなぁと思う人たちは続けること以外のところで,必死に頑張っていたのではないかと思います.
FuraIT で言えば,技術のできる人たちが集まって遊んでいられる場所を目指してやってきましたので,続けることは目標ではありませんでした.とりあえず人が来るまでやっていくという,そもそも続けないと達成できない目標だったので,続けることに関しては苦ではなかったなぁという感じです.最近たくさんの参加者が集まってくれるようになったのはどうしてか振り返ると,広告の頑張りだったり,発表の質だったりを丸めて「続けてきたから」と表現するのが適切だと思いますし,ごちゃごちゃ説明するよりもスッと理解してもらいやすそうですよね.でもその分,細かいニュアンスを伝えられないので,そこは悲しいです.
繋がる
これも多くの方から出てきたところです.縁は大事にしましょう.人の世に生きる限り,捨てるも拾うも人次第です.しかし,その中でも,必ず合う人,合わない人がいるので,そこは距離間をうまく作っていくのが肝要です.そういった経験を早いうちに積んでおくと,より厳しい状況の人の渦に飛び込んだときに,傷が浅く済むのでそういった意味でも,コミュニティやイベントに参加していくのはおススメです.
ぶっちゃけ自分は,キラキラ,ガツガツ,ワイワイみたいな空気感が苦手でして,頑張らないといわゆる飲み会のテンションで話とかできないので,終わった後すごく疲れます.居酒屋のカウンターで下手にキャイキャイせんで,正面から話をするみたいな空気のほうが楽なんですが,それじゃあチャンスもつかめまいということで,頑張って参加しています.徐々に慣れてきて,何とか人間を維持して参加できるようにはなってきましたが,これも血を流しながらの練習の成果かもしれません.
ただし,アルコールだけはいつまで経っても体が分解してくれません...... 練習と思って就職直後に頑張ったのですが,搬送される回数が増えるだけで一向に強くなりませんでした.吐いて倒れて動けなるのを毎回やられると,さすがの連中も酒は勧めてこなくなりました.死なれると困るのでしょう...... IT コミュニティの集まりは比較的こういう無理やり呑め的な空気が薄くて助かっています.そこは救いですね.
......という苦しい話ばかりだと未来がないので,いい話も書いておきます.
とにかく,北海道内ならいろんなイベントに出てもアウェー感が少ない.これは最近思います.意外と情報技術系以外でも縁の広がりが功を奏して,自分のやりたいことをストレートにやらせてもらえる場をいただくことが多いです.思いついたときにできるって大事です.
それから,いろんなことに興味を持てるようになりました.それが好きでやっている人が近くにいるってのはいいですね.仕事でやっている人も当然お詳しいのですが,好きで取り組んでいる人の話って面白いです.それが技術であれ趣味であれ,本気で取り組んでいる人から伝わってくるエネルギーたるや目を見張るものがあります.
最後に,自分が真正面から頑張れるステージに近づける.たとえ今の環境に不満があったり,周りの人と合わなかったりしても,新しい環境を構築できるだけの人脈が構成できれば,人生の引っ越しといいますか,心機一転がんばれるというのはあります.自分に自信を持てる場所でエネルギーを発散していきたいし,インプットするのもそういった場があってこそですよね.自分のステージでどう生かせるか考えながらインプットする楽しさったらないですよ.
気を付けたいこと
自分も危険なので,自戒の念を込めてここに記しておきます.
できる人や頑張ってる人に囲まれて,すごい人の話を聞いただけで満足してないか,常に自分に問いかけていきましょう.いや,勉強会とか懇親会とかその場では満足してもらって構いませんが,その後もずっと場のよさ,人のよさに満足してる場合じゃない!と自分に言い聞かせて,そこで得たことを生かして進化し続けているだろうか,と自問自答していきたいものです.
勉強会やイベント自体に参加したとき,その瞬間の熱量であたかもできるようになったと勘違いしがちですが,日ごろの地味な勉強であったり取り組みが成長につながるのであって,勉強会やイベントなんてのは日常の質を向上させるヒントが拾えるくらいのものです.得たものを自分なりに解釈して,自分の血肉としていく日ごろの作業が真に大切です.
ここのバランスが絶妙な人は,すごい進化が速く見えるんだと思います.
「続ける」「繋がる」どちらも簡単な言葉ではありますが,この裏に潜む本質を零さず,これからの人生を実りあるものにしたいものです.
【余談】二次会の会場にて
#local_Do マイクラがんばる少年がパソコンを触れなくて心が折れかけていたときに,提案させていただいたのは viscuit でした.楽しそうに赤血球とか作っていたのでよかった.石鍋亭で viscuit を触る小2という新ジャンルを開拓しました :)https://t.co/PMj5VRrsqz
— 魅力あふれるtomio (@tomio2480) January 12, 2019
ちゃんと仕事っぽいこともしたんだよ? しかし,Viscuit の素晴らしさを真正面からぶつけられました.目の前の子の躍動感というかあふれ出るエネルギーが Viscuit を通じてこちらに流れてくるようでした.石鍋亭じゃパソコンでマイクラはできんわな...... スマートフォンに感謝や少年 :) おうちでも Viscuit で遊んでくれよな!