積極的にメモっていく姿勢

題名詐欺。更新頻度の低さが売り。

なぜ地方IT勉強会 AdventCalendar

こちら,地方IT勉強会Advent Calendar 初日の記事です.

adventar.org

第二弾は大将先輩が書いてくれています.

adventar.org

こんなところからスタートしました

「ITや電気電子に関する技術や知識を使って遊びたい,これらを学びたいと考える全員の日常に,思い立ったときに技術の話をできる場がたくさんできて,全国どこでも楽しく喋れることを当たり前にしたい」

自分の生涯目標といいますか,給料は関係なく人生の仕事として取り組みたいことをやってきました.2011年くらいから自分たちでコミュニティを作っては運営,作っては運営とやってきて様々なノウハウがたまっていきました.北海道では,北見市でOhotech(いまはありません),旭川市でゆるい勉強会,富良野市でFuraITという勉強会をやっていました.どれも地域の規模を考えて分野を絞らないごった煮の勉強会というかゆるいコミュニティです.しかし,自分は北海道外のコミュニティでどんな楽しみや悩みを抱えているのか,ほとんど知る機会がありませんでした.

そこで,Advent Calendar の力を借りて全国的な状況を知ることはできないだろうか,と考えて公開に踏み切りました.宣言しますが,何とかして2020年は記事を書いてくださったコミュニティに必ず全部参加したいと思っています.(いや,思うだけではなく実行します)みなさま何卒よろしくお願いいたします.

昔の記事で恐縮ですが,こういったことを書いたりしてきました.お気持ち表明の参考例としていただけるのであれば,供養としては願ったりかなったりです.

tomio2480.hatenablog.com

tomio2480.hatenablog.com

tomio2480.hatenablog.com

www.slideshare.net

自分の地方IT勉強会に対する姿勢とモチベーションの根源

凝縮して背景を書くと「18歳のとき電子回路と情報技術で競う全国大会で入賞したものの自分の詰めの甘さに落胆.業界に恩を返すためにできることとして,自分が最先端を行くのではなく,これからトップを目指せる人間を育て上げることを目標にする.達成に向けて,興味はあるが環境要因によって進化成長を阻まれている人間を引き上げ,トップレベルに引き渡すことに注力する.」ということを思ったところからすべてが始まります.実際にそれに向けてやってきたことは,工業高校の教員として5年勤務,旭川/北見/富良野での IT コミュニティ運営 (一部は立ち上げも) 計 8 年,です.そこを念頭に置いていただいて,お読みいただくとスッと入っていくことと思います.

都会と地方ではどうしても何をやるにも人の数に差がありすぎて,つられて環境の多様さも限られ,機会均等は程遠い状況にあります.そんな中,自分が技術を学べる環境に置かれていたことは偶然でしかなく,そういった場があることに感謝して精進していくばかりです.しかし,自分が業界トップを走り続けられないのだとすれば,やることはただ一つ,後続がより進化して輩出される環境を整えることにほかならないと思い,大学では技術を学んでいくこともそうですが,それ以上に人に教えること,伝えることを意識して生活していたように思います.もちろんエンジニアになりたいなぁという気持ちも捨てきれていませんでしたから,6:4 くらいだったとは思います. (しかもその気持ちは教員になっても捨てきれず,工業教育という機関誌に寄稿した内容も教員とエンジニアの間で揺れる心について書きました.)

こうやって考えるきっかけがあると自分のやりたいことがいくつかの要素に分かれていることが分かりました.重要度が高い者から順に記載すると

「技術を学びたい人(若者,学生に限らず)が集まれる場を作り当たり前にする」
「こどもたちがいち早くプログラミングや電子工作に触れられる場を作り維持する」
「ものづくりの地産地消を当たり前にする」
「ITコミュニティ同士が互いに遊びにいく感覚で知識や思い共有する文化を作る」
「技術を持った人間がより様々な文化に触れるきっかけとして技術コミュニティを機能させる」

これらを達成できるような人生を歩むために職業も選択してきたつもりです.しかし,なかなか稼ぐ仕事という性質との相性が悪かったり,効率や確実な効果と言う面において,全く信用のなるような活動ではないため,これらに力を全力で込めるには難しい情報が続いています.そのため,私はほぼすべてを私費で活動しています.(学校教員だったときは部活に絡めたりすることもできましたが,そこまでの立て付けができることはそう多くありません)

なんか,意識高い系(死語)ブログみたいになってしまいましたが,きちんと着実に地に足のついた活動を続けていくことを,日夜自分に宣言しながらやっていく所存です.とはいえ,ある苦しく,息苦しくなってしまってはこれはまた違う悲しみを生みますので,気楽にやっていきたいものです.

最後の日も記事を書くことになっていますので,今回はこんなところにしておこうと思います.明日,担当される Keita Fukui さん.お気持ち表明,コミュニティ宣伝等,自由に記事を書きまくっていただければと思います.よろしくお願いいたします!

赤平市の植松電機で行われたスペースプローブコンテストの一コマ