積極的にメモっていく姿勢

題名詐欺。更新頻度の低さが売り。

懇親会のごはんを余らせず完食して叫ぼう

技術系カンファレンスや勉強会を開くにあたって,懇親会を設定することがあります.このとき,懇親会と呼ぶものは飲食を伴うものが多く,飲食を伴わない場合は交流会と称されることが多いように感じます.
 
自分の感覚では,都市部では企業が会場も懇親会の飲食物も提供する文化が多いからか,あるいは人数が多いためか,会場にてケータリング形式で展開されることが多く,都市部から離れるとお店に行き割り勘でおこなわれる形式が多いように見えます.
 
自分個人は札幌や旭川,北見,富良野の勉強会にルーツがあるので,経験の大半はお店でおこなわれる懇親会でした.
 
それもあって勉強会はじめたてのころは,道外や域外から来た人向けに満足できるお店を紹介することを兼ねて,うまい店を予約することに力を注ぐことこそが懇親会だと思っていました.

 
お店の場合は食べられる分量を頼むかコースかといった感じで,大抵の場合は出てきたものを食べきったとしても無理がかからない範囲で収まります.
 

「足りないより余るほうがいい」

しかし,ケータリングで提供される場合は「足りないより余るほうがよい」*1という運営方針が多いようで,かなりの量を捨てて会を終わるような印象があります.実際,運営側にいても生ごみの処理は確実に発生するものとして,準備を行うのでそう外れていないと思います.
 
たしかにうまく見積もることの難しさはありますが,もうちょっといい感じの分量で完食を目指す方向に世の中の動きが変わってくれないものかと日夜涙を流しています.
 
興味深いのは家庭内の食事量でも意見が割れるポイントのようで,実は根深い意見の違いなのかもとも感じます.個人的には,若いころひもじい思いをしたのもあって,もったいないことに対する苦手意識が結構強いのかもしれません.

komachi.yomiuri.co.jp
 
我々の懇親会は日常の食事とは違いますし,大人ですから次の店に行くのも造作もないでしょうし,むしろ足りないくらいがちょうどいいというか,全部食べ切って「完食!!!!最高のチームワークをありがとう!!!」で解散したい派が増えることを願ってやみません.
 
そこで本記事では,懇親会の食事について持っている知識(これが眉唾もので嘘かもしれないものも含め)メモしておくことにしました.
 

着座なら 400 g/人 を基準に考える

完全にソースはわからないし,どこで聞いた話かも忘れましたが,そんなに外れてないはずです.
 
eisai のページを見ると,胃袋のサイズは 1.5 L ペットボトルくらいのようなので,空気も含むとやはりこれくらいが適正量なんでしょう.

www.eisai.jp
 
というのも,例えばぼくがパフェ屋さんだと思っているハンバーグレストランのメニューを見ると,ハンバーグの多くは 150 g から 300 g 程度で構成され,それに概ね 200 g のライスが付く形で標準分量とされています.
 
成人男性であればもう少し食べられるかもしれませんが,これに飲み物やデザートがついても 500 g とかがいいところじゃないでしょうか.
 
ポイントはこの分量でも着座形式であるところです.もし,立食形式になるのであれば,分量はさらに減ります.
 

立食か着座か

着座ならさっきのとおりで大体いい感じになるんですが,立食の場合はそうはいきません.
 
これは単純に落ち着いて食事ができないためですが,細かいことを言うと,飲み物と料理と箸の持ち換えの手間,どこからか料理や飲み物を取ってくる手間,話しているうちに皿やコップがどれかわからなくなって面倒になる...... など,食事を「まあいいや」にする要素が非常に多いです.
 
PHPカンファレンス北海道2024 では,札幌民大好き布袋のオードブルがふるまわれましたが,麻婆豆腐を立食でやっつけるのはかなり厳しく,最後も余ってしまいました(スタッフの残業で幾分か消費したものの間に合わず...... 悔しい).
 

中華料理のオードブルとサッポロクラシックをはじめとする懇親会料理が並んでいる写真
PHPカンファレンス北海道2024 の懇親会メニュー
 
そのため立食であれば「人数 * 0.7 人前」くらいが関の山ではないでしょうか.つまり,懇親会参加者が 100 人いたら,70 人前の料理で十分だということです.
 

ビールがあるかないか

特に最近はアルコールを飲まれない方も半分くらいいる中で,どれくらい考慮するかという感じですが,それでも分量に影響します.
 
自分がてきとうに計算しているのは,ビールがあって立食なら「人数 * 0.5 人前」くらいです.つまり,懇親会参加者が 100 人いたら,食事量は 50 人前です.
 
特に TechRAMEN の場合は車で来られる道民も多いので,ビールの本数は「人数 * 1 本」で計算していました.たしかそんなに余りはしなかったはず.
 
これも 1 人 1 本計算ではなくて,ビールを飲む人は 2-3 本いくが,全体の 3 割もいないため,結局全体人数をそのまま計上すれば大体大丈夫という感じです.まあ,ビンでも缶でも持って帰ってもらえるので,ちょい余ってももったいなくはないです.
 

3010 運動

これはたしか RSGT2025 の無限懇親会のどっかのタイミングで教えてらもったんですが,「3010 運動」というものがあるらしいです.以下に環境省による説明ページを載せておきます.
 
www.env.go.jp

乾杯からの30分間とお開き前の10分間は自分の席で料理を楽しみ、食べ残しを減らそうと呼び掛ける

 

日本人一人当たりの食品ロス量は、年間51kgに上ります

 
こういう数値に出されると余計胸が痛みますね.せっかくおいしく食べられるものがどんどん捨てられている...... ちゃんとたべればおいしいのに......
 

分量計算

重なる部分もありますが,改めて分量計算を書き起こします.
 

  • 食事量_着座[人前] = 懇親会参加人数[人] * 100 %
  • 食事量_立食[人前] = 懇親会参加人数[人] * 70 %
  • 食事量_ビール込み立食[人前] = 懇親会参加人数[人] * 50 %
    • ビール本数[本] = 懇親会参加人数[人] * 100 %

 
PHPカンファレンス北海道2024 に関しては自分が計算をしくじったのもあって,ちょっと余りが多かったです.本来,懇親会参加者を 100 % 人数として計算すべきところが,懇親会参加券もついた本編参加チケットの人数そのままで計算してしまったため,ずれが生じたものになります.
 
一方,TechRAMEN 2024 Conference では懇親会参加チケットが別だったため,人数もかなり正確に判断できました.
 
実際は 97 名出席,2 時間,立食形式の懇親会でみんなを北北海道の素材で満腹にしつつ,残飯は紙皿一皿にちょっと盛るくらいに収めることができました.
 
実際の発注量は 60 人前,ビール 100 本,ソフトドリンクと日本酒はまた別にあり.という感じでした.細かい量はすぐに出てきませんが,ソフトドリンクも 100 本はなかった気がします.
 
本当なら懇親会は 50 人前まで下げたかったんですが,お店側との交渉で 60 人前より少なくはできない,とのことでこの数にとどまっています.ほかにもスタッフ用弁当をお願いしたりして,注文の合計金額を下げずに懇親会食事を減らす方向で話をしたんですが,これが限界でした.
 
note.com  
と,ここまで書いておいてなんですが,結局は体調やみんなのおなかのすき具合もあるので運ではあるんですよね......
 

懇親会の締めに「完食の拍手」を

懇親会の最後に一丁締めで終わりにすることも多いと思いますが,ここで完食の拍手を入れませんか.おいしいごはんに感謝,おいしいお酒に感謝です.締めに拍手があったっていいですよね.
 
......と,書いて思いましたが,道外だと一丁締めの後,拍手しますね.まあ拍手くらいなんぼあってもいいでしょう.
 
というのも,北海道で社会人生活をスタートしている自分のスタンダードは「締めの乾杯」です.「中締め」といって,ちょっと残るのもアリみたいなのも馴染みがあったんですが,道外だとあまりなさそうで驚きです.
 
締めは地域差がでますね.福岡の「博多手一本」なんかは特徴的で印象深いです.
 

*1:お金を取って懇親会を展開する場合「お金を払ったのに,食べ物があたらなかった」とブチギれられるとまずいからというのもありそうです.
 
ただ,ここで自分たちが取り扱うのは,お客様を受け入れるサービスではなくて,いちコミュニティが運営する手弁当の懇親会なので,全員を満足 "させる" ためにがんばるのは違うなという思いでいます.