注意
先に断っておきますが,この記事は【情報処理学会(IPSJ)】のいち会誌編集委員が,技術書典のブースで受ける最多タイ説のある質問に回答するために書いた記事であり,【情報処理推進機構(IPA)】の職員でも関係者でもなんでもないので,細かい情報はそれぞれ本体の Web ページを参照するか公式窓口からお問い合わせください.
IPAと情報処理学会は同じ組織ですか?
回答 : 別組織です
IPSJ 一般社団法人 情報処理学会
www.ipsj.or.jp
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
www.ipa.go.jp
技術書典での立ち話で......
2022 年度から情報処理学会の会誌編集委員を引き受けている関係で,技術書典の情報処理学会のブースに売り子として立っています.
公式 note でも登場しているので,そこへのリンクもしておきます.次の記事の写真に写っているのが自分です.情報処理学会の note はコンテンツ過多なくらい記事がたくさんあるのでぜひフォローしてください(ダイレクトマーケティング).
note.com
技術書典のブースではたくさんの方とお話しをする機会があります.その中で概ね 5 名から 10 名くらいの方は情報処理学会(IPSJ)と情報処理推進機構(IPA)が同じ組織だと思っていたことが発覚します.多くは情報処理推進機構(IPA)による情報処理技術者試験についての話を振られて気づきました.それとは別に話の中身自体については,自分も試験を受けていた身なので気持ちはよくわかります.
なんと幸い,技術書典17から未踏事業での出展がありますので,情報処理推進機構(IPA)のみなさんへの感謝はそちらでお伝えいただく方が,より関係する方に届くかと思います.
「情報処理」で始まるのとお堅い組織っぽい感じ?の印象から一緒に思われるのもそうかなと思いつつ,情報処理学会(IPSJ)も情報処理推進機構(IPA)のどちらも,技術書典で関係者に接触できるくらいにはひらかれている組織なんですね.
これが継続される約束もないわけですが,ここ最近の流れではそれぞれの組織の催し以外の機会でも話を聞くチャンスがあるわけですから,みなさんにはご活用いただきたいなと思います.
おまけ(宣伝)
情報処理学会(IPSJ)ではジュニア会員制度,情報処理推進機構(IPA)では未踏事業を筆頭に,若手育成支援に関する取り組みの展開があり,東京から遠いところに住んでいたとしても活用の可能性があります.
www.ipsj.or.jp
www.ipa.go.jp
また,情報処理推進機構(IPA)の未踏事業に関連して「AKATSUKIプロジェクト」という名前で未踏的な活動の地域版も展開されています.自分が住む北海道では「新雪」という名前がついて活動中です.
shinsetsu.hokkaido.jp
特に自分の話になりますが,各地域の技術コミュニティで児童・生徒・学生と話すこともある関係で若手支援の情報を集めていて,これらは活用させてもらっています.大人がこれらをキャッチして各地域の若手に伝えていき,本人が機会を活用するか否かを選択できる状況を作るというのも,大人の重要な役割だと思っています.
また,もちろん他にも様々な取り組みが情報処理学会(IPSJ),情報処理推進機構(IPA)のそれぞれにありますので,いろいろ見られることをお勧めします.
特に,情報処理学会(IPSJ)に関しては会員になることで参加が優遇されるイベントや閲覧可能になる資料等があります.興味がおありなら会員になることも選択肢の一つに含まれるかと思います.
会費は大人個人で最安 13,000 円/年くらい(2024 年度情報)からなので,月 1,100 円くらいのサブスクの気持ちだと話される方もいらっしゃいました.もしかすると,他のオプションや研究会に入るかどうかも加味しても,使い倒すつもりなら高くはないかもしれません.このあたりの情報は入会のページから大体たどれます.
www.ipsj.or.jp
めちゃくちゃ宣伝になってしまったけれども,情報処理学会(IPSJ)と情報処理推進機構(IPA)はそれぞれ別組織ですという記事でした.