積極的にメモっていく姿勢

題名詐欺。更新頻度の低さが売り。

雪原駆動開発のすばらしさを説く #phpcondo

スタッフ目線のふりかえり記事を書いたんですが,自分の登壇と学生企画について全く触れていないことに気がつきましたので,ここでは雪原駆動開発について書いておきます.
 
本当は学生企画についても書くつもりだったんだけど,雪原駆動開発だけで結構な量になっちまってですね...... まあ別記事に書きますから気長に待っていてください.
 

雪原駆動開発とは

参考資料を 4 つほど提示します.

 
1. 計画表
www.evernote.com  
2. スライド
www.docswell.com  
3. 動画(スライド内からリンクされているもの)
www.youtube.com  
4. X のポスト
#雪原駆動開発
 
以上です.これが全てです.
 
......これだけだと情報が不足しているでしょうから,方々から質問も受けていますし,これについて回答し,レポートをまとめます.
 

電池持ちはどうだったか

前提条件として,2 年使い倒した M1 MacBookPro を裸の状態で満充電から使い倒しています.スマホは個体差が関係しないような使い方をしたので,特に書きません.どういうことなのかは後述します.
 

  • かなやま湖 : 0 ℃
    • 余裕.満充電から 3 時間くらい MacBookPro で満喫しても,電池に心配なし.
  • 旭岳 : -15 ℃
    • 余裕.満充電から 3 時間くらい MacBookPro で満喫することができる.(10 % くらいまでもつれ込んだ

先に書いたとおりスマホは余裕でした.スマホテザリングと写真撮影に活用したんですが,常に胸ポケット的なところに入れていたため,温度が下がらず普段通り使えたという感じです.
 
そのため,ポータブル電源を持ち歩いていましたが,この子の出番はほとんどありませんでした.強いていえば,映像を撮っていた GoPro の電池の方が結構きつくて,そちらで活用したくなる場面があったくらいです.
 
実際,GoPro はケースにこそ入っていましたが,特に断熱したり,温めたりすることなく,そのまま胸の辺りに固定していたので,気温の影響はモロに受けた形です.
 

画面の液晶は機能したのか

しました.10 年前のパソコンとかだと,今の電子ペーパーみたいになっちゃいましたよね.昔,冬の夜の車内に忘れたパソコンを翌朝あけて電源をつけると,モゥヮァって感じでモワモワ映像が変わる感じでしたが,今の液晶はすごいですね.若干の残像こそあれど,ほとんど気になるようなことはなかったです.さすがに動画を見るとどうだったかは謎です.
 

回線速度はどうだったか

何回かポストしましたが,旭岳も噴気孔あたりまで行っても携帯回線(docomo)は繋がっていて,10 Mbps しないくらいは上下ともに出てました.スターリンクを担がないとダメでないか?というコメントもありましたが,以外とそうでもありませんでした.
 
実際,ひとりでスターリンクも担いで,ポータブル電源もパソコンもスノーシューもみたいになると,荷物に人間がくっついてるみたいになっちゃうので,かなり厳しいです.スターリンクを背負っていくなら二人以上の体制を整えるべきでしょう.
 

装備はどうしたのか

モンベルさまさまという感じで,ほとんどスキーをやる人たちと同じくらいガッチリ防寒していきました.ゴーグルもないと雪の反射で目がおかしくなるので必須です.他にはストック,スノーシュー,断熱材?が入った脛くらいまで覆える靴,ポータブル電源とパソコンを入れる防水リュックあたりでしょうか.
 
最初は札幌赤レンガテラスのモンベルで時間が空いたときにざっと 60,000 円くらいかけて買い揃えて,次にストックを忘れていることに気がついて東川道の駅のモンベルで追加購入.最後に,ちょっと厚い冬履程度では寒すぎてやってられないと感じ,南富良野の道の駅のモンベルで靴を購入と,短期間にモンベル巡りが捗りました.
 
映像撮影用に GoPro HERO 10 を購入しました.HERO 10 にしたのは単純に安かったからです.これが入るケースを買うわけですが,アルパイン用のケースなんてわかりやすい形では売っていませんので,自分でなんとなく登山に耐えそうなクリップ型のケースを選定して買いました.地味に SD カードも買わないとならなくて,しかも,きちんと動くことが保証されているものを選びたかったため,少々値が張りました.
 
また,ポータブル電源の ecoflow river2 も買いました.小さくて取り回ししやすいです.雪原駆動開発でなくとも,普段のリュックに無理やり詰め込んで,#深夜のびくドン作業部 にも持ち込み,無限充電と無限ハンバーグで作業することも可能にしてくれました.
 
あとこれは装備ではないんですが,地味にきちんと朝晩のごはん付きの宿泊を選択したこともあって,宿泊代も結構かかっています.まあでも,あんだけ満喫できてこの金額なら安いやろという感じですね.天然温泉の旅館で,朝の御前と晩のコースがついて 15,000 円とか 20,000 円で済んでたら安いですよね.
 
と,クレジットカードの請求金額がちょっと多く見えましたが,一瞬 "さんすう" を忘れてしまえばノーダメでフィニッシュできます.
 

PHP は勉強できたのか

マジで少しだけですが,基本文法をなぞる形でちょっと勉強できました.発表中にも触れましたが,C と Python で暮らしてきた自分だと for の書きごこちは混乱しそうです.しかしそんなちょっとかい!!!という感じですが,大事なことに気づきました.
 
自分自身,エンジニアの経験もなければ,ソフトウェアをまともに作ってリリース,運用した経験がないので,どこに向かって何を勉強すればいいかがわからないみたいです.基本文法をやって練習問題を解く,みたいな学校でもできるプランを立てて,計画するのは一瞬でできても,何かを作りたいとか,何かのサービスを再現したいみたいな気持ちがなくて,モチベーションが揺らいでました.
 
強いて言えば PIC を触っているときも,より小さなプログラムメモリの中に同じ機能を詰め込みたい!みたいな欲望が湧いてきて,機能開発が進まないなんてことも多かったです.なんか元々そういうパズル的なのが好きで,プログラムにのめり込んだきらいがあります.大会に出たりとかもそうですよね.出てくる課題をエレガントに解くみたいな.そういう要素を見つけられたら違うのかもしれません.
 
もとは電気電子系で暮らしている人間なので,PHPoCなんて存在を TL で目にしてときめいているわけですが,もう少しちゃんとなんらかのチュートアルをクリアして,サンプルでも作り切る経験が必要だなと思いました.一体学生のとき自分は何をしていたのか......
 
サークルの部長になってからは大学事務とのやりとりとか,予算組みとかそういうことばっかりに時間を割いてしまったので,あのへんから技術との距離ができちゃってる気がしますね.若いうちにモノと向き合っておいた方がいいなと後悔しきりです.(とはいえ,その時の経験があって今のキャリアでそれなりにやれているのもあるので,難しいものです.)
 

外でのパソカタは最高だぞ

やってみて,家の快適環境でやるのとは違う心地よさを感じました.寒くても意外と行ける.自分は割と外から打ち合わせ Zoom に入ることも多いんですが,公園とかから入ると結構いいですよ.なんかちょっとした苛立ちとかそういうのも起きにくい気がします.
 
おおらかな気持ちで受け流す必要のありそうなピリついた会議とかは,公園から出るといいかもしれませんね.背景が外だと相手が「煽ってんのか?」って噴きあがっちゃうかもしれませんが.
 
実際,勉強ってわからないこととか,よくわからん暗記ゲーとバトらなきゃいけないこともありますよね.そういうときに,あ゛ーーー!!!!みたいな感情が屋内だと行き場を失って,自分の周りを踊るわけですが,外だと地球が吸い込んでくれるので,怒りがスゥーっと消えて,そういうこともあるよね☆(ゝω・)vキャピみたいな気持ちで受け入れられます.後々ブチギレたくなるかもしれませんが.
 
そういうことですから,みなさんも雪原駆動開発をやりましょう.北海道はみなさんを受け入れてくれますよ.